知っているようで知らない名刺のあれこれ

現在では様々なビジネスシーンで名刺を交換する機会があります。
初対面の相手と交換するのはもちろん、相手が不在の際の挨拶やちょっとしたメモに、また記載されている情報に変化があった際のお知らせなどに幅広く活用されています。
その歴史は古く、古代中国の三国時代までその原型を遡ることができます。
その当時、訪問先に氏名を書いた「刺」と呼ばれる札を渡して取り次ぎを要請したのが始まりとされています。
呉の武将であった朱然の墓から名前の書かれた札が発見されていて、これが現存する最古の名刺と言われています。
そんな事もあり、東アジアでは古くから相手を訪問する際の慣習として定着しましたが、ヨーロッパでは近代になるまであまり普及していませんでした。
一般に普及したのは18世紀頃と言われており、トランプの札に名前を書いて代わりにした例があります。
最近では紙の名刺を交換するのではなく、スマートフォンやタブレットにあらかじめデータを作成し、それを相手の端末に送信するという電子名刺も登場しています。
時代と共にその姿を変えてはいますが、相手に自分を知ってもらうためのツールとして、大切なアイテムであることには今も昔も変わりはありません。